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ネロ「今度こそ!」
ネロがチャージショットを放つ。が、狙いはハデスから外れて左側の柱に命中した。
ネロ「くそっ」
モデウス「はぁぁぁ!」
モデウスは空間移動でハデスの頭上に現れた。
ハデス「その程度で」
ハデスはまた黒い風を発生させ、モデウスを弾いた。
モデウス「うっ…」
バアル「うおぉぉぉ」
バアルが正面から斬りかかる。ハデスは黒い氷の結晶を降らせた。バアルは後退するしかなかった。
バアル「ちっ…」
モデウス「さすがに…手強いですね…」
ネロ「はぁはぁ…まだ…奥の手がある…」
突然ハデスの左側で爆発が起きた。先程ネロの放ったチャージショットだった。かなりの魔力を溜める事で魔力を爆発させる事が出来る。チャージショットの爆発で柱がハデスに向かい倒れる。
ハデス「ほう…」
ハデスは興味なさ気に火柱で柱を焼き尽くす。ネロはそれを待っていた。
ネロ「今だ!」
ネロは右手のデビルブリンガーを伸ばし、ハデスのいた玉座を殴った。
ネロ「そうやっていつまでも踏ん反り返ってるからだ!」
ハデス「よかろう。我の本気を持って貴様らを抹殺しよう」
三人「何っ!?」
ハデスは三人の背後にいた。その身体はデビルブリンガーで殴られた割には全く傷ついていない。ハデスがネロの身体に手の平を当てるとネロは吹き飛んび、壁に激突した。
ネロ「がぁっ…」
モデウス「ネロ!!」
バアル「小ぞ…ぐわっ!」
ネロに続き、バアルも一瞬の内に弾き飛ばされたが幸いバアルは咄嗟に剣で防いだらしく、ネロ程は飛ばされなかった。その間にモデウスがハデスに斬り掛かる。しかし、右手でいとも簡単に止められた。
モデウス「く…」
ハデス「そうだな…まずは貴様から血祭りだ」
バアル「モ、モデウス!」
ネロは未だ吹き飛ばされたままだった。もはや逃げられない。ハデスは左手をモデウスの心臓目掛けて突き出した。
ハデス「ほう…」
モデウス「…そんな!?なぜ…」
モデウスは無事だった。貫かれたのは…
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