香月

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☆  大喬の姿にもどった香薔は自分の身体の異変にきづいた。  もしかして……  涙が溢れる。  孫策の願い、そして大喬の願いが叶ったのだ。  ――愛しさを込めて、大喬は腹部を抱えた。  ……ずっと一緒にいる事が俺の望みだ、大喬。  そんな優しく切ない声が耳をかすめた。  月がとても美しい夜、風に優しい花の香りを乗せて。
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