絶望的な出会い。

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「さざんくろす」号は木星のガスの中に突入する。 「絶望炉に異常反応!推力低下します」 万能ナビゲーションが異常を告げる しかし…彼は慌てない。危機に際して物凄いパワーを発揮するのが絶望炉… 「あぁ~俺はお終いだ…このまま死ぬ!ちくしょうふざけんな!死にたくねぇ~(泣)」 演技で叫んだわけではない。絶望炉には演技は通用しない…心のエネルギ―その中でも「絶望」にしか反応しない。 長い漂流生活にヤケになって動かないエンジンをぶん殴りバラバラに破壊したあとに酒を飲みながら長年使って無かった床掃除ロボをぶち込んだ しかし…そのロボにはなんの奇跡か宇宙船修理機能もついており…酔って寝ている間にエンジンはスーパーパワーアップされて修復されていたのだった。
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