魔王が美人だったら萌えるけどイケメンだったら燃やしたくなる

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はい、回想終了冒頭に戻りますよー。 「オイ、ガキャァァァァァ!なにボーっとしてんだ話し聞いてんのかゴラァァァ!!」 「いやだから「だから、じゃあないんだよぉぉ!アニキのアレがアレになっているっているだろうがぁぁ!」 …オレのターンをください。 そして、アレってなんだよ。 「クソガキがぁぁ!!」 「オイ!もうやめろ」 さっきまで地面に寝転がっていたアニキ(仮)が起き上がりモサモサを止めた。 いや、その前に起きあがる時に両手使ってたよね? さっきまで肩押さえて地面にゴロゴロして痛がってたのにおかしいよね?よね? 「ア、アニキ……」 「言いたいことはわかるが少し黙ってろ」 「はい……」 なにこの急展開? 当事者のオレですらついていけない。 「オイ、ガキ」 「えっ、あっはい……」 「お前とオレはぶつかった。そしてオレはケガをしたわかるな?」 ケガだ、と…!? いったいどこケガしてんだよ? 明らかに恐喝ですね、わかります。 「いいからさっさと金出せ!!」 もう、いや! というよりなんで誰も助けてくれないの? ねぇ、誰か助けてぇぇぇえ!! 「チッ!……おい連れてくぞ」 アニキ(仮)の一言から連想される言葉は拉致監禁の四文字だった。 そうやこうやしているとモサモサがオレの腕を掴んできた。 「 は な せ ! 」 男と腕を組む趣味はオレには無いのだよ!
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