神さまと

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「俺たちに年とか関係ねぇじゃん」 「お前らはいいよな。いっつも一緒で!私のおかげなんだから、もっとあがめろ!!」 恨みがましく、少年と少女をにらみつける。うっすら涙がにじんでるかも。 「私は一緒で、嬉しくもなんともない。」 「オオカミ。子どもができたら、また心境が変わってくるからさ♪」 少年は、少女に向き直り肩に手を置く。16~7歳ほどの少女に、なんたる発言。 だが、少女は無表情を崩さず、少年を見返す。 「は?あんたとなんて、作る気ないし。」 「まぁ、まぁ。こればっかりは、神のみぞ知るってやつだよ」 満面の笑顔で、少女を諭そうとする。 「はぁ~?作んねぇし。私がそんなこと許すわけねぇだろ?」 と、後ろから不機嫌な声がする。少年は2人の世界に入っていたため、青年の存在をすっかり忘れていた。 少女の肩に手を置いたまま、顔だけ後ろに向ける。 「だから、早く彼女つくれよー」 「だから、相手がいねぇんだよ!私は神だぞ!モテモテのはずだ!なのに、なぜフラれるんだ!!」 「ま、神のみぞ知るってやつ?」 「まさに。」 「知るかぁ!!」
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