始まりの始まり

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「母さんはなんで付いてくの!?」 頭が痛いよ。 「ママはパパを愛してるからよVv」 ついでに砂も吐きそう。 「でもママね、ゆーちゃんのこと心配なの。ゆーちゃんはママに似ちゃって可愛いから」 俺、男だから。 てゆーか、母さん。 自分で自分を可愛いなんて。 まぁ可愛いけど。 4●歳に見えないけど。 ちなみに決してマザコンじゃなく。 昔はモデルもやってたフリルが似合う美女です。先月姉妹ですか?と聞かれちゃった。 …死にたい。 「そうだぞ、ゆーちゃん!せー君とえー君は俺に似て格好良くて強いけど、ゆーちゃんは可愛いんだから」 うわぁ。 父さんまで自分のことカッコイイとかいっちゃって。 その通りだからすごくムカつくけど。 俺、カッコイイなんて言われたことないのにさ。 「「だからゆーちゃんには東郷高校に入って貰いまーす」」 ……にゃはは…、…さようなら、俺の青春‥。
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