始まりの始まり

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「嫌だ!!あそこ男子校で不良ばっかじゃん!!」 地元で一多分番知名度がある東郷高校。 偏差値が、か~な~り低くて不良ばっかり! チキンには堪えられません。 「せー君の母校だし、えー君も次の年に入るから大丈夫よ」 入るまで1年間も我慢しろって? 「パパ達は心配してるんだぞ?」 え?何処が?どの辺が? 20文字以内で説明してくれる? 「せー君の仕事場も、えー君の中学校も近いし、家にも近い。何かあっても助かりやすいだろう」 ……何か…って何? 「それにゆーちゃん、お馬鹿ちゃんだからここしかムリ☆彡」 あれ、なんか破壊衝動が。 ‥…泣いてなんかないやい! 「ママ達ね、ゆーちゃんに高校を卒業してほしいの。将来の為になるし、高校でしか出来ないこともあると思うの」 「――……母さん」 ヤバイ、少し感動。 やっぱり俺のこと本当に心配してくれてるんだ。 「だからゆーちゃん。安心してしっかり勉強しなさい」 ……前言撤回。 目が教育ママになってる。 つまりは両親がいない間に、静と瑛の見張りを付けてサボらないようにしよう、ってことだ。 酷いや!だからあんな学校に!
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