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 「…桃?どした?」  「おばあちゃんが…   おばあちゃんが…   いなく…なった…」  桃は  その場に泣き崩れた。  私は…どう声をかけたら  いいのか分からなかった。  私が困った時、悲しい時  辛かっ時いつも桃は  「大丈夫だよ♪   あたしがついてるから☆」  って私を助けてくれた。  なのに私は何も出来ない。  桃の為に何も  してあげられない。     …本当に?  私が出来ることは  本当にないの?  私は気がついたら  水琉久ちゃんに桃を  頼んで本屋へ向かっていた。 _
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