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 本屋へ着き中へ入る。  外から見た限りでは  想像出来ない程  大きな本屋だった。  「…何か不思議…」  近くの本を見ると  どれも難しそうな  分厚い本ばかりで  こんな所に絵本なんか  売っているのか  疑問に思う。  迷子になりそうな  ぐらい本屋の中は  迷路状態。  客は全くいない。  奥に進んで行くと  レジが見えそこに  誰かいた。  「すみません…」  私が声をかけたのは  まるで占い師かの  ような服装の人。  フードを被って  いるので顔は鼻と口しか  見えず、耳は長い髪で  隠れている。  「何でしょう?」  高いトーンで  答えた時に綺麗な歯が  キラっと光った。 _
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