☆小さな命の行方☆

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『私、妊娠してた!』 「…それ、俺の子?」 『え?何言って…』 「だって、お前、他にも男いたんだろ?今まで避妊もしないでいて今更できたなんておかしいだろ?」 気が付くと私は、ポロポロと涙を流していた。ノゾムはタバコに火を点けながら話を続ける。 「ぶっちゃけ、どっちのガキかわかんねーんだろ?俺の子じゃないかもしれないガキの面倒なんか俺は見れねぇし、母親に面倒みせれねぇだろ?」 『父親はどぉであれ私の子だよ?そーゆーふーには思ってくれないの?』 「無理だな。いいから堕ろせよ。」 悔しかった… 悔しかった… 反論できない自分に腹が立った。
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