いきなり現れた試練

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そして6年生になった。私は温泉での卓球を気に、6年では絶対クラブは卓球にするってことを決めていたのだ。 そして迎えたクラブ初日。 卓球クラブには約20人前後の人が集まった。まず初めは部長を決めることになった。私はただ父に勝ったというだけで自分は強いと思っていたから回りから見ればものすごい幼稚な考えな程だった。なので部長には立候補せず、副部長に立候補することをこの瞬間に決めた。部長が決まった後、次は副部長を決めますと先生が言った。私は即座に手を上げた。だが、隣のIさんも同じく手を上げた。Iさんは小学校4年生から卓球をやっており、経験なら私より遥かに上だ。だが、回りの人からの話によればそのIさんはあまり強くない、という評判を聞いていた。俺は強気だった。結局副部長はじゃんけんで決めることになった。そして… 「最初はグ~、じゃんけんポン!!」 私はグ~を出した。Iさんはチョキをだした。この瞬間私の心の中の歯車が徐々に加速していったのだ。 負けたIさんは、副部長になれなかったのがすごい悔しかったらしく、涙目になっていた。私は何もしてあげられなかった。彼から副部長を奪ったようなものですから、でも敗けは負け。しょうがないょ…。 んな感じでクラブ活動初日が幕を閉じた。
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