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美穂は一時フリーズした
この黒くて触角が長くて
カサカサ動くのは…
「ゴキブリィィイィ!!!!!!!!」
そう
さっきからしていた物音はゴキブリだったのだ
美穂の絶叫もつかの間
ゴキブリは美穂の足元ではい回っている
「いやぁぁぁあぁ!!!!!!!!!!」
美穂は風呂場から物凄い勢いで飛び出した
もちろんタオルを手に持って
そんな時 美穂の部屋の玄関前で悠はチャイムを押そうとしていた
(まだ寝てねーよな?)
さっきから美穂にメールしても返ってこないから
とんで来たらしい
(寝てたら迷惑だよな
でもアイツの事だからなんかあったって可能性もなくはないよな…)
↑△悠君葛藤中△
そんな悠の葛藤を邪魔したのは物凄い物音だった
(何したんだ!?)
悠はためらわずにドアノブに手をかけた
(って開いてるわけねーか)
と、思いつつノブを回すと…
案の定鍵は開いていた
「女なんだから鍵くらいかけとけよ!!」
ツッコミつつ悠は部屋に急いで入っていった
「美穂!!」
リビングはぐちゃぐちゃになっていた
「美穂!?どこだ!!」
寝室に行くと美穂が机の上に立っていた
タオル1枚で
「悠っ 助けてーっっ」
美穂は顔を真っ青にして悠に助けを求めた
「…何が起きてんだ?」
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