プロローグ

2/2
29人が本棚に入れています
本棚に追加
/95ページ
悠と離れて約1年… なんとか頑張って勉強して 公立高校に入学することができた ハッキリ言って 死にそうだった 頭なんて普段使んないし 授業なんて全て 右から左… だから左耳に耳栓つけて頑張ったんだから!! そのおかげかもね☆← 高校では別に部活もやってなかったから バイトに明け暮れた 何故かこの時のマイブームは貯金♪ 月々にもらえる給料を 通帳にただただ貯めて遊んだ なんでもよかったのかもしれない 動いてないと 悠の事を思い出しちゃうんだ 今何してるのかなぁ 怪我とかしてないかなぁ 浮気してないかなぁ 特に3つ目を考えると ちょっと(大分)へこんだ メールは毎日してるけど相手も忙しいから 限られちゃうし… もどかしくて どうにかなっちゃいそうだった 卒業する頃には 貯金額は大層な額と化していた そして思い付いたこと… 「悠の所に行こう!!」 思い立ったらすぐの私は お母さんに相談して 卒業後すぐに 悠のいる街に戻った そして偶然が起こった 悠の大好きなタコ焼きを買ってから 会いにいこうと思っていたのに 悠にばったり会ってしまったのだ 「…悠…?」 「…美穂…?」 2人の声は重なり 自然と笑みがこぼれた もっと伸びた身長に 変わらないまっすぐな瞳 大人びた低い声… すべてが愛おしくて 胸がちぎれそうだった .
/95ページ

最初のコメントを投稿しよう!