逆さの双子

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バイト1日目を終えた美穂は スーパーに買い溜めお菓子を買いに行った 「ん~ いい仕事したわぁー」 そのあとの仕事は柚乃ちゃんに付きっきりで 仕事を教えてもらった だいたいの仕事は覚えたから あとはメニューを覚えるだけ!! 悠はまだ大学かなぁ… 人って不思議なもので ぱっとその人を思い浮かべると 「美穂」 目の前に現れるという現象が起こるんですね はい 「悠!!どうしたの?大学終わったの?」 「今日は入学式と学科別の説明だけだったから お前はバイトどうだった?」 「店長さんがすんごいカッコイイの!! 柚乃ちゃんはしっかりした子で 萌ちゃんはすんごく可愛くて 陟くんは意地悪だけど子供っぽくて… とにかくみんな容姿端麗なんだよ!」 説明を終えた美穂を見て 悠は少し微笑んだ 「楽しそうだな」 「うん!!あとね試作品の試食も任されたんだー♪」 その様子が面白かったらしく 悠がははっと笑った 「どうしたの?」 「少し心配だったけど 今の顔見て安心した」 私の右頬を掴んで横に引っ張った 「いひゃいほっ(痛いよっ)」 じたばたもがいたら離してくれた 「どうせ買い溜めするためにお菓子でも買いにきたんだろ」 とっくに見透かされていたのか… 「悠暇??だったら買い物付き合って!」 「言うと思った」 並んでショッピングモールへ向かった これってちょっとしたデートかなぁ?
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