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――――次の日の朝
チャイムが鳴ると同時に蜜柑の朝は始まった。
「ふぁ~…よ-寝たわ……ってもうこんな時間!!」
ベッドから飛び降りると慌てて制服に着替えて鞄を持ち寮を出た。
「今日の連絡は以上です。みんな頑張ってね☆」
朝のHRが終わった頃 蜜柑は教室に到着した。
バレないようにと教室の後ろ側からこっそりと自分の席に向かう。
「って事であとは副担任先生お願いしますね。あっ、それと蜜柑ちゃんバレないようにしてるんだろうけどバレバレだよ」
………ビクッΣ
「あっはは…おはようございます鳴海先生;」
「おはよう。じゃあ僕は行くから今日も頑張ってね☆」
蜜柑に二言言っていけば 鳴海は教室を出ていった。
「ちょっと鳴海先生ー!!」
副担任の声は廊下に虚しく響き渡るだけで鳴海は背を向けたまま振り向きもしなかった。
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