僕と君の87分
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「つまり?」 痺れを切らしたナノハがリピートアフターミーしてくれた。 いや、お願いしてないからしないでくれ。 「つまり……」 僕が口を開いて言葉にしようとした瞬間、電車は車体を揺らしながら停車。そして、僕の予想だにしなかった駅名が耳に入ってくる。 「終点――駅です。乗車中のお客様はお忘れ物のないよう降車下さい」 「うわっ! もう着いてたんだ!! シュウ降りなくちゃ!!」
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