気まぐれ逃避行

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ただいまさえ言わず玄関を抜けて、 自室の床に俯せに寝転んで、 まぶたを閉じて、 ――――静かに逃避行。 現実から……空想へ―― 耳には、 せつなさを憂いた声で 流行りの曲が響いてる。  
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