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「夢…か…」
体中汗びっしょりだ。
コウタはベッドから出るとシャワーを浴びた。
そして朝食を食パンで済ませ、学校へ向かった。
学校へ向かう道を歩くコウタ。
「平和って素晴らしい。」
歩きながら今朝の夢を思い出し、思わず呟いた。
「なにその独り言!気持ちわるっ」
声の主は幼なじみのナナだ。
コウタは独り言をばっちり聞かれてしまったようだ。
「お、お前いつの間に隣を歩いてやがった!?」
「はあ~!?こんなかわいい女子校生が隣にいるのに気づかなかったとは言わせないからね!」
「全く気づかなかった。申し訳ない。」
「うざっ!」
ナナはコウタの脇腹に中段突きを入れた。
「ぐえっ!!!ぼ、暴力反対…!」
いつも通りの登校風景。
だが、世界には異変が起き始めていた。
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