若気の至り

援助集会

まだまだ新人の部類であるｵﾚは、叩かれずに済む集会になるとはもちろん思ってはいなかった。

『どんなこと言われるんだろう？』

先生には真面目ぶって見せてきた半面、
陰では結構、好き勝手やってきた。

前島くんとすぐに仲良くなったこともあり、そこまで遠慮せずにやってきた。

中堅の奴らはそういう所をすぐ妬む。

新人のくせに調子に乗るなって(笑)

そしてｵﾚ自身、人見知りで好き嫌いがはっきりしている人間なので、仲良くない奴には愛想も出さなければ、気に入らない奴には冷たく接する。

そんな性格だと自分でわかっているので密かな敵も作っているだろうとも思った。

まぁ、それでもどちらかと言うと嫌われていない部類の奴らと仲良くやっていた方だったので、誰かが指摘し始めない限り、意思を持たないｻﾞｺどもに意見されることはないだろう。

そんなことを思いながら援助集会が始まった。