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まさか本物のﾏｻﾔのはずない。
キチガイ？
ストーカー？
嫌だ、怖すぎる！
ｱﾔﾈ『ｱｷﾗ…お願い、電話に出て…』
携帯を操作する手が、ぎこちなくボタンを押す。
ｱｷﾗの番号を出し、通話ボタンを押して耳に携帯を当てる。
『……は、電波の届かない場所におられるか、電源が入っていないため繋がりません。こちら、NTTドコ』プッ…
終話ボタンを押し、携帯を置く。
ｱｷﾗ…
どうしようどうしよう
警察に相談するべき？
いや、それは大袈裟すぎる。
そもそも、ただのハッタリかもしれないし、うん。
そう思いつつも、部屋の中をウロウロとしながら不安になる。
先程の電話からあっという間に15分が経った。
ピンポーン
ビクッ
ピンポーン
ピンポピンポーン
ピンピンピンポーン
『ｱﾔﾈー！あーけーてー！』
インターホンから、電話と同じ声が聞こえる。
テレビのﾏｻﾔと似た声が…
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