25人が本棚に入れています
本棚に追加
今度はあたり、針が出てきてモンスターに直撃した。
さとなも一歩もゆずらず、技をどんどんつかう。
俺は手当たり次第にボタンを押す。
「フィッシュアタック!ウォータービーム!海藻の舞い!海の日差し!シャーク!」
これは、コンボ技だ。さとなは妖精タイプだから、自然系がつかえる。
モンスターは叫ぶと後ろに倒れた、コンボが効いたらしい。
俺はボタンを適当に押して、雷がでた。それも、モンスターにあたり明らか弱っていた。
「これで最後!いくわよ!」
さとなの手が、ピタッと止まった。その瞬間、俺もうごけなくなった。
「な……にこ……れ、」
モンスターはそれを見計らって、技を発動した。
モンスターの尻尾が、さとなと俺を吹き飛ばした。
さとなは女の子だから、高く遠く飛ばされた。俺は多少かすり、そこまででわなかった。
至る所の関節がいたい。
血が見える、赤赤赤赤赤!
最初のコメントを投稿しよう!