俺はゲームの裏を見た

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ただのゲームだと思ってた、だけどここに来てから変わった。 みんな生きてる、ゲームの中の人だって、パソコンだって、この世界に存在するものは。 だったら、みんなで幸せに暮したいじゃないか…… だから、こんなとこから出してやる。 「でも、どうするんですか?私やお嬢様方は、しょせんプログラムされた人……」 プログラム、それを聞いて悲しくなった。 「でもみんな出たいんだよな?」 「こんなところやだ!」 さとなが叫んだ。 プログラムをこえたんだ、そんなのにとらわれなくても大丈夫なんだ。 はるかは、お構いなしに綿飴をほうばっていた。 でも、俺はびくびくだった。これで駄目だったら、とかマイナスの事しか頭になかった。
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