俺はゲームに吸い込まれて

作戦会議

「司会のぼーです、そして書記の長谷さん、その他大勢です、」

「その他大勢ってさとなよっ！」

やれやれ、でもこのやり取りは面白いし気がやわらぐ。
「綿飴は世界を救うと思うなぁ～。」
俺は静かにはるかに、綿飴を渡した。

「みんなグダグタすぎだって！」
こういう時、活躍するうるる。

議題は、この世界から出るには、だ。
出口の分からない話し合いだから、いったいどうしようか迷った。
「はーい、ぼーはどうやってこの世界に来たんですか、それがわかればなんとかるんじゃね？」
さとなは、ちょくちょく頭がさえてる。

言いにくいなぁー、はるかに聞かれた時はごまかしちゃったし……

でも、言ったほうがいいよな？

「ラビンズ・ラビンスをやろうとしたら、ゲーム機に水をこぼしちゃってさ、さわったら電気がきて起きたら…………ここってこと。」

長谷さんは一語一句間違いなく、うつしていった。