ラビンズ・ラビンス

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「んーそうですね、」 メガネつけちゃってるし、ちょっと……すごくやばいかも…… ってか俺変態。 そんな時だった。 「遊ぼー!!」 ドアをいきおきよく開いた。 もちろんさとなだった。 「だめです、まだ鼻血がっ………」 長谷さんが俺の前に立った。さとなはどんどん近づいてくる。 「いーじゃん、お嬢様の命令よっ?アハ。」 こわいよっ、アハって。 明らか後で覚えてろよって感じじゃん。 「でも、できません。病人ですから。」 さとなはチッと舌をならすと、いきなり俺の手をとった。 「飛ぶから、つかんでっ!」 何のことか分からなかったがつかむしかなかった。 さとなは戦闘タイプは妖精だから飛べたのだろう。 ついでに覚えてるかぎりの戦闘タイプ、うるる剣使い、はるか魔術、さとな妖精、長谷回復、という訳だ。 さとなの背中に一瞬羽のようなものがみえた。 体がういた、自分が雲になったみたいだった。
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