壱:---運命(サダメ)---
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「------まだ、宴は終わらないのかしら」 呟く声は小さい。当邸の姫、藤原薫は東の対屋の自分の部屋で仰向けになっていた。 着ているものは、長襦袢の涼布のみ。 随分、はだけた格好をしていた。 先ほど、一度は顔を見せなくてはならない宴に出たところ、杯(さかずき)一杯の酒を飲んだだけなのだが、酔ったのだ。 御歳18になる薫は酒が苦手だ。そして、宴が大の苦手だ。
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