壱:---運命(サダメ)---

7/19
前へ
/19ページ
次へ
息も苦しくなり、酸欠しかけた時に薫は解放された。 「……ハァッ……ハァ」 「初めまして、薫様」 薫はキッと男を睨みつけた。 「誰なの?…ってかこんなことして…」 言葉を男が遮った。 「俺は柳義隆といいます。今日から薫様の邸にて使える者です」 ヤナギノヨシタカ…? ああ そういえば、今日の朝餉の時、新しい下人が来るって言ってたわね。 この人が…?
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加