ﾏｯﾄﾞ‡ｹﾞｰﾑ

暗闇

ﾄﾝﾄﾝ

ぼくの部屋のドアをﾉｯｸする音

時計を見る、針は8時15分を指している

学校に行く時間だ

…行く気はしない。

このまえ居間で泣いているあの人を見た

なぜ、泣く？

外を嫌う僕はおかしいのか？

ただ、外や学校にはぼくの居場所を見つける事ができないだけだ。

それはいけない事なのか？

「貴方の考えている事はわからない」

別にわかってもらいたくない。

でも、あの人は知りたいみたいだ。

だったらぼくとｹﾞｰﾑをしよう。

ｹﾞｰﾑに勝てたらオシエテアゲルヨ。

さぁ、ｹﾞｰﾑの始まりだ。