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但し、玄徳には人をひきよせる言葉では言い表せない何かがあった。
そして、生れつきの粗暴さもあってか玄徳は周囲の荒くれ者を束ねる存在になっていた。
そして、玄徳もまた後漢の圧政によって疲弊して行く国を憂う人間の一人であった。
玄徳は自分が何か出来ないか考えた、考えるよりも行動するタイプでもあった、集団の中に居たというのもあったのだろう、何か出来る気がした、出来ると思っていた。
そうして村を飛び出した
しかし現実は厳しかった。
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