~序章~

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―翌朝、昨日より少し早く卯の刻に着いた張角は気を落とした 『遅いぞ若者!年上を敬う心が足らんのじゃ!明日遅れると次はないと思え』 語気を強めそう言うと去ってしまった、張角は肩を落とし家に帰った、すると末弟の張梁が 『がはは!兄貴!その様子だと今日もダメだった様だな!聞くところによるとあの山には仙人が居るらしい、案外その老人が仙人かもな!』 弟のその言葉を聞き、老人に対してただならぬものを感じていた張角は (弟の聞いた話しもあながち間違いではなさそうだ、だからこそ明日は遅れぬようにせねばな) 張角はそう心に決めた
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