裕司とカンタ

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「カンタ~、ご飯だぞ~。」 〔んぁ?メシか。〕 「どうだ?今日の缶詰は。」 ザッザッ 〔こんなのいらねぇよ。別なの持ってこいや!〕 「うわっ、マジかよ~。じゃあこれはどうだ?」 ザッザッ 〔これも食わねぇよ!もっと旨いもん持って来いっつーの。〕 「お前ふざけんなよ~。こんな缶詰の何が違うんだって~。」 〔はぁ?オメーに缶詰の何がわかんだよ!!〕 「まだ一年しか一緒に住んでないけど、なんでこんな事ばっかり…。仕方ねぇな、鰹節かけてやるからそれ食えよ。」 〔ぬぁっ!!鰹節~!!〕 「あ~もう、金無いのに…。やっべ、遅刻する!!行ってくるからな!」 〔おう、行け行け~。〕 バタン 〔行ったか。さぁて、俺様は外にでも行くか。〕
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