6人が本棚に入れています
本棚に追加
「ねぇ、由紀ちゃん。」
「ん~?なあに?」
「ゆ…由紀ちゃんは、気になる人っているの?」
あ~
聞いちゃった オレ
「気になる人かぁ…。」
うわぁ…
ドキドキする
「いない…かな?」
「い、いないんだ…。」
「あ、でも今一番気になるのは~、裕司くんかなっ。」
「…へぇっ!?オレ!?」
まさかのパターンだ
「でも、人間的に好き~ってだけ。」
「そ…そうなんだ…。」
「なぁ~にぃ?残念なの~?」
由紀ちゃんが顔を
覗き込んできた
思わず顔が赤くなる
「へぇ、裕司くんあたしのこと好きなんだ。」
「~っ…。」
「そうなんだそうなんだ~。じゃあ、付き合ってみる?」
「えっ?」
「だ・か・ら~、試しに付き合ってみようって言ってるの!」
「マジで?」
「マジだよ?」
「ありが…」
「あ、着いたから行くね。お休み~!」
夢なのか現実なのか…
「痛ぇ」
…現実だ
最初のコメントを投稿しよう!