ｱﾀｼの生き方(実話ﾃﾞｽ)

親の不仲、離婚

ｱﾀｼが物心ついた頃から、うちの両親は仲が悪かった。
というより仲良く会話をしているのを見た事がない。
家にいる時は、ｹﾝｶしてるｺﾄがほとんどだった。

ｱﾀｼは幼心ながら、そんな家には居たくなくてｱﾊﾟｰﾄの外で一人で遊んでた。

ｱﾀｼが５歳の時に正式に親の離婚が決まった。
裁判所にも行った。
会議室みたいな所で一人で待たされて、しばらくすると両親と裁判所の人が戻って来た。

当然まだ５歳のｱﾀｼには何が起きてるかわかる訳がない。
沈黙の後、裁判所の人があたしに
『お父さんとお母さんどっちと暮らしたい？』
と聞いてきた。
ワケがわからず泣いていたｱﾀｼを呼んだのはお母さんだった…。
呼ばれるまま、お母さんの方にｱﾀｼは行った…。

涙でぐしゃぐしゃになったｱﾀｼを見るお父さんの顔は今でも忘れられない…。

あの時離れたくないと強く言うことが出来てたら、何か変わってたかな…。