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仕事
怨念を成仏させた後、3人は町へと行こうとした。
するとこの前来た僧侶…木蓮が、訪ねてきた。
木蓮「私も一介の僧侶です。
仏様と話したことはありませんが、あなた方が町に出ると、聞きましてね。
そこで、怨念を成仏させるとかで…。
私も僧侶です。
霊感位はありますよ。
ところで、町に出て何の仕事をなされるのですか?」
雪蛍「…情報がすごいな…。」
雪花「…仕事はまだ探してるのです。」
木蓮「…そうですか…。
良いですか?よく聴いて下され。
平成になったばかりの今、職が有り余る位充実しています…。
しかしながら、充実し過ぎているため、後で大変になるに違いないと、私は思うのです。」
雪蛍「なるほど。
お主、なかなか鋭いな。」
木蓮「そこで、私の寺に、修行という形で…
というのはどうでしょう?」
雪花「…そうか、修行という形でなければ、他人から不自然に思われるからね。」
木蓮「…はい。
ただし、あなた方が怨念の気配を察知したときは、すぐに抜けて構いません。
怨念がひどくなる恐れがあるとかお聴きしているので…。」
雪蛍「…月夜…。どうだ?」
月夜「…はい。
良いですよ。
ただし、私だけ怨念が察知できるため、遠くに怨念が出たとき困ります…。
そこで、誠に勝手ながら、私だけ町を探索しています。
それでもよろしいでしょうか…?」
木蓮「もちろんですとも。
雪蛍殿、雪花殿も、よろしゅうお願い致す。」
雪花、雪蛍「「了解(です)」」
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