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月夜「…とにかく、私は中国出身でも、日本で住んでいるので、言葉は日本語の方が楽です。
一応中国語は読めますがね。」
雪蛍、雪花「…へぇ。」
月夜「…何ですか。
そのへぇって…。」
雪花「まあまあ。
さてと、怨念ってどう探せばいいの?」
雪蛍「…そうだな…。
なんせ外国人の怨念だから、僕とて詳しくはわからない。」
…―情報の仏に聞けばよかろう。…―
雪花「そっか!」
雪蛍「そうとくればいくぞ。」
そう言うと、一瞬にして3人は消えた。
一方、情報の仏様はというと…
…――ヘッピシッ!
誰か噂しとるのぅ…。
全く…。ズズ…。―
お茶をすすっていた。
雪蛍「…情報の仏様…。」
…―ぬぉう!
気配を消して背後に立つな!びっくりするだろう!?…―
雪蛍「すみません。」
…―今回は如何した?…―
月夜「…外国人の怨念の気配はどのようなものか、教えて頂けないでしょうか。」
…―なにを言う。
わしよりもお主が一番わかっているのではないか…?―
月夜「……。」
雪花「…そうなの?」
月夜「……えぇ。
薄々気づいてました。」
…―お主しか気づけないのには、2つある。…―
雪蛍「…?」
…―1つは外国人だということだ。
2つは…
お主は気を司ることに長けておる。
だからこそ、1つ1つの気を見つけられる、滅多にいないスペシャリスト…―
雪蛍「…今までもそうなのか?」
月夜「…えぇ。
私は、あのでかい怨念が出た時、絶対安静の時でしたが、気づいていました。
無力な私は知っていようにも知らせられなかった…。」
雪花「…へぇ…。」
月夜「…目を瞑りながらの攻撃も、簡単です。」
…―ただ、二人のように力がない故…だろう。…―
月夜「…はい。」
…―わしの今やれる情報は、はやく退治しなければ、だんだん大きくなってゆく…それだけじゃ。…―
3人「「「ありがとうございました。」」」
…―なんのこれしき。
ほれ、はやく行かねば、怨念は増える一方じゃぞ?…―
3人「「「はい!」」」
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