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気絶しているイリアを保健室に預けた俺は、『どうせそろそろ授業はすぐ終わるから、このまま教室に帰ろう』と言うサラに、言われるがままについていった。
もちろんのこと、教室には誰もいなかった。
そんなわけで、俺とサラは教室で二人きり……
「私が居るぞラク」
三人きりになった。
まぁこんな描写を書いてるけど、特に何も無かった。
フェリの厳しい視線の中、サラとはたわいもない話しをしていただけだった。
そして、数分後にはクラスのみんなが帰ってきた。
その後は、本当にたわいもない授業ばかりだった。
自己紹介をしたり、俺だけの為に学校案内とかもしてくれた。
後は、適当に去年の勉強内容などの復習などをして、今日の授業はすべて終わってしまった。
学生が習う学習内容は、俺は全て理解してるつもりなので、今日あった授業はとてもつまらないものだった。
しかし、普通の生活をしていなかった俺にとっては、そんなことが新鮮で、つまらないなどと思いながらも、どこかで俺は楽しんでいた。
学生生活初日、人見知りをしてしまって、あんまり友達を作ることが出来なかったけど、こんなに明日がワクワクした日は無かった――
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