хⅣх~精霊召喚~

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   翌朝、俺は目が覚めると、隣で寝ていたフェリを起こした。  起きたフェリと一緒に俺は歯を磨くと、制服に着替えて、フェリと一緒に部屋を出た。  俺とフェリが寝ていたのは、学園に内接している寮の部屋だ。  この学園には、四年生以外の生徒全員の部屋があり、土地勘がない俺達にとっては、とても有り難いことだった。  そして、もう一つ有り難いことがあった。  それは、この学園には食堂があるということだ。  正直、毎朝朝食が作れるか不安だったので、これも俺にとっては有り難いことだった。  そんなわけで、今俺達は朝食をとるために食堂に向かっていた。 「大きいね」 「うぬ。そうだな」  俺達は食堂に着いて、驚いたのはその大きさだった。  多分、王都のギルドの食堂の数倍はある大きさだ。  なるほど。  四年生を除いた全校生徒が使う食堂なだけはある。  俺はそう思いながら食堂の中に入ると、時間が時間なのか、数人しか食堂に居なかった。  ちなみに現在時刻05:32。  ちょっと早過ぎたのかもしれない。  そんなことを思いながら、朝食を頼むために奥へ向かうと、見覚えのある人が座っていた。 「おはようございます、ラクス」  イリアだった。  様子を見る限り、体に異常はないみたいだ。  
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