始まりは突然に……

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園山荘」 夏「へっ?……それってあんたの将棋仲間の柳川さんが持っていたアパートじゃね―か。 父「そうだ。」 夏「たしか五年前に土地ごと誰かに売って建て替えられたやつだろ。今は……倉町駅前商店街にある中山不動産が管理しているらしいけど。」 父「そこまで知っているのか。」 夏「あれ?そういえばあの時…」 父「なんだ?」 夏「親父の口座にたくさん貯めてた金が一気に無くなって、さらに多額の借金を抱えていたのを思い出したんだよ。」 父「………」(焦) 夏「かと思ったら、親父の給料を全部返済に充てても3年かかる筈なのに、1年半で完済しちゃうし…」 父「………」(更に焦り) 夏「なんでだろう?」 父「………じ、実は……」 夏(??)
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