1人が本棚に入れています
本棚に追加
ーあぁ、この手でどれだけの世界を壊したんだっけ?
銀髪の少女は、自分の手を空にかざしてふと思った。職業上、何かを与える方もあったが何かを奪う方が圧倒的に多かった。
今思えば、そんなことはもうどうでもいいことなのかもしれない…。
ーあたしはランス、ランス・ベルニア。闘ウ翼の銀翼(シルバーウィング)である事以外何者でも無い。
「ランス~そろそろ時間だぜ~」
ーあ…リアードが呼んでる…もうそんな時間か…
少女は相棒の箒を手にし、星のような長い銀髪を風になびかせながら戦場に出向いた。
最初のコメントを投稿しよう!