※1 17歳の約束

11/17
前へ
/311ページ
次へ
一人でなかったら、もっと美味しく食べれたかもしれないが、それも自分で願ったことだ。 さっさと用意した食事を食べると部屋に戻った。 部屋のベッドで横になると、友達からのメールをチェックしようと携帯電話を開き、何気なく窓の方を向く。 「・・・・。」 そこには、絶句する何が見え、ゴクリとツバを飲む、ベッドから起き上がると窓のカーテンを閉めた。 驚いた顔で、ベッドに戻ると心臓を押さえた。まだドキドキいっている。 今、なんか変なモノが・・・見えたかも知れないが、知らない。 再び、携帯電話に目を向け、落ち着かせるように息を吐いた。 トントン トントントントン 怪談かよ??? 明らかに不愉快な顔をし、舌打ちをする悠斗は、数回のノック音に、諦めて窓を開け顔を出す。 そして、2階の窓からの訪問者にため息をついた。 「おっさん・・・せめて玄関から来てくんない? マジ、ストーカーみたい・・・。 それに、声もかけずに追い回してたら、俺じゃなくても逃げる!怪しさ半端無いだろ?」
/311ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1266人が本棚に入れています
本棚に追加