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「「え???」」
二人は、お互いの噛み合わない会話に不信感いっぱいになる。
やっぱりこの人、俺のことちゃんと調べずに来たんだな……適当な奴よこして……笑える。
この状況に満足したのか?飽きたのか?
悠斗は手を叩いて説明する。
「そうだった!!
俺には、昔の記憶は、ほとんどないから♪
調べて来なかったの?山田さん」
悠斗の発言に山田はニッコリ微笑んだまま、固まっている。
面白いおっさんだなぁー、きっとイジられキャラだぞコイツ。
そう、両親いわく、七年前までは、天才魔術少年として、次から次に狩りを成功させていたらしい悠斗だが、ある日のミッションに失敗、瀕死の状態で発見され、残っていた記憶だけで今まで生活している。という状況だそうだ。
言葉や、両親は忘れていなかったみたいだが、魔術師としての記憶はほとんどなかった。
そして現在も戻らないままだ。
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