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「勧誘??俺、未成年だけど・・・。宗教関係??」
変なヤツに関わってしまった・・・
逃げておけば良かったと後悔する姿は、悠斗の顔に出ていた。
ストーカーでも、追跡者でもなかったが、とんでもない者を引いたような気がする。
おかげで、現在進行形で退屈はしていないが、望んだ形とはちょっと違う。
こんな時だからなのか、こんな時に、なのか分からないが、両親の言葉を思い出した。
16歳の息子を一人放置して海外にいる放任主義の両親が言っていた。
関わらない方がイイと直感した人間には関わるな!と・・・。
「警察に駆け込みなさい!」と言うだろう母は、正しいと思う。頭のおかしな奴からはさっさと離れるべきだ。
明らかに、このおっさんは関わらない方がイイ人間だと判断すると、コレは、両親の助言を遂行するべきだろうと考えた。
しかし、おっさんの返事は、興味を示さざる負えないもの……
「いえ、私は、ブラックノアの者です。」
その答えに悠斗は、ビクッと身体を反応させた。明らかな動揺に身体が反応してしまう。
悠斗は、おっさんを真剣な眼差しで見ると真剣な顔をして言う。
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