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さっきのオッサンが、ブラックノアと名乗った以上、また、迎えに来るハズだ。
何故逃げ出したのか?
っと聞かれても理由は無いのだが、何となく逃げてみた。
ブラックノアへ行く事に多少の抵抗はあるが、別にどうしても嫌だ!
っと言う訳ではない。
小さい頃は、その組織に属していたわけだし・・・。
両親は、喜ぶだろうか?
放任主義で好き勝手させてくれたのは、俺のせいかもしれない。
あの頃、親と言われても距離のとり方も、甘え方も分からず、一緒に暮らす事が苦痛だった。
まるで、忘れた過去を思い出せ!と強制されている気さえした。
被害妄想もいいところだろうに、察した両親から離れてくれたんだと思う。
近くには、母親の実家もあるから、何かあればそこに行けば良いし、気楽になった俺は自由気ままに学生していたんだが……
昔の俺を知るには行った方が良いんだろな、知りたければだか………
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