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彼は辺りをキョロキョロと見回す。
「おはよう。では、ないわ。何やら、女の声がお前のベッドの方から、したのだが。」
思わず聞き返す。
「女性の声?なんのこと?僕の他に誰もいないよ。何言っているの。」
加納が首を傾げる。
「ふむ、そう言えばそうだなぁ。ていうか、朝ごはんの時間だぞ!」
加納がフライパンを構え直す。
だから、フライパンはやめてくれないかな。
当たると痛いし、見るだけですら怖いし、威圧感たっぷりだよ。
僕はベッドから降りて、会社へ、行くために身支度を始めた。
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