プロローグ

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(* ^ω^)「おー……」  無事、会場へとたどり着いた。  そこには、いっぱいの人、人。 (´・ω・`)「これで、全員か」  会場の真ん中に設置された壁の上。その上に、たれ眉の男が立っていた。  何か呟いたようだが、僕の耳には聞き取れなかった。 (´・ω・`)『初めまして。       ニューソク軍大尉のショボン・アイヴラウだ』  男――ショボンが黒い棒を持ったかと思うと、後ろにある箱から声が出てきた。  思わず振り返った。  どうやら、ショボンの声がこの箱から出てきているらしい。 (´・ω・`)『基本的に、試験は『全員合格』だ。       この試験は、君たちの今後を決める為のものだ』  僕の今後が決まる試験。  正直、僕はあまり鍛えていたとは言えない。  ただ自然の中で遊んでいたり、ビロードおじさんのリンゴ園を手伝った程度だ。 (´・ω・`)『まあ、悪かったとしても今後次第では……と、説明ばかりは退屈か。       早速、試験に入ろう』  そう言うと、ショボン大尉は足元から何かを取り出した。  石だ。 (´・ω・`)『君たちには、この石盤に書いてある文字を読んでもらう』  途端に、周りがざわめきだす。  普通、格闘能力を試したりするものではないのか? (#´・ω・`)『静かにしろっ!!』  一喝。  周りが、水を打ったように、しん、となった。 (´・ω・`)『戸惑うのは解る。だが、後で説明するから今は黙っていろ。       それじゃあ、先ほど渡したバッジの1番から10番、こい』  入口で渡されたバッジ。係の人には胸に着けていろと言われた。  『0871』と書いてあった。 ―――――――― ―――― (´・ω・`)『861から870』   _ (;゚∀゚)「それじゃ……行ってくるぜ」 (;^ω^)「うん、お」  試験が始まり、一時間と少し。  未だに、石盤の文字を読めた人は居ない。  そしてついに、870番のジョルジュの番になった。  次は僕の番だ。   _ (;゚∀゚)「…………」  ジョルジュは、石盤を持ちながら固まっている。  やはり、というか。読めないらしい。   _ (;゚∀゚)「―――?」 (´・ω・`)「!」  ジョルジュが何か呟いた。  瞬時、周りの数人とショボンが反応する。
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