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(;^ω^)「ちょっと、どいてくださいお」
人をかき分け、前に出る。
ジョルジュとショボンの会話を聞きたいと思った。
最前列、二人の声が聞こえる場所へ。
(´・ω・`)「名前は何という」
_
(;゚∀゚)「ジョルジュです。ジョルジュ長岡」
ジョルジュの緊張が見て取れる。軍将校の威圧感、というのはやはり凄いのだろう。
(´・ω・`)「読めるのか? 石盤の文字が」
_
(;゚∀゚)「その……変な話ですけど……。
聞こえたんです」
聞こえた?
(´・ω・`)「……そうか」
ショボン大尉は一瞬険しい表情を見せると、何がとは問わず、背を向けて元の場所へ戻っていった。
(´・ω・`)『次、871から880』
(;^ω^)「はいっ!」
来た、自分の番が。
一段、一段、階段を上がり、舞台の上へ。
舞台の上には、様々な色の石版が十個置いてあった。
(´・ω・`)「どれでもいいぞ。直感で選べ」
(;^ω^)「直感……」
直感。
そう言われても、ピンとこない。
(´・ω・`)「……」
ショボンは、じっとこちらを見つめている。
他にも既に壇上に上がっている人は居る。石盤に触れている人だって居るのに。
(;^ω^)(有望視なのか、一番最初に上がってきたからなのか……)
どちらにせよ、黙って人に見られていれば意識してしまう。
ジョルジュの気持ちがよく解った。
そうこうしている間に、9つの石盤が取られてしまった。
残るは、右から二番目の石盤のみだ。
( ^ω^)(まあ、どうでもいいお)
迷った所で、明確な正しい答えがでるわけでもあるまいし。
余り物にはなんとやら、だ。
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