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本棚に追加 貴重な魔法使いを失うわけにはいかない、しっかり訓練を積ませてから戦場に立たねば――
という、ニューソク大将ギコ・フェイスフルの思惑故に、僕は未だ戦場の経験が無い。
ちなみに、僕と同じ境遇の人が一人いる。
僕と同じく、魔法を得た人間が。
「ブーン、起きてるかー?」
そんな事を考えていると、部屋の扉が叩かれた。
乱雑なノックだと思いながらも、僕は答える。
( ^ω^)「とっくに起きてるお、ジョルジュ! 今行くお!」
声の主であり、僕と同じく魔法を得た男、ジョルジュに。
どこに行くのかと言えば、訓練だ。
魔法を扱う訓練。
ショボン准佐の監督の許、毎日行ってきた訓練。
朝の八時から夜の九時まで、食事の時間と僅かな休憩以外はずっと魔法の訓練をしてきた。
戦場で死なないための訓練で死んでしまう、と思うほど辛い訓練。
慣れた今ではそこまで思わないが、辛い事に変わりは無い。
既に訓練用の服に着替えていた僕は、手紙を入れた引き出しに鍵をかけ、部屋の扉を開け放った。
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( ゚∀゚)「本当に今すぐだったな」
( ^ω^)「三十分前から準備万端だったんだお」
部屋の鍵をかけ、歩きだす。
未だ慣れないくらい豪華すぎる、ニューソク本城の廊下を。
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(;゚∀゚)「俺が来るのが遅いって言いたいのか?」
( ^ω^)「お、皮肉だお」
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(# ゚∀゚)「悪かったなこのやろー」
( ^ω^)「おっおっ、冗談だお」
軽口を叩きながら歩いている内、あっという間に訓練室の前に着いた。
一分すら経ってないんじゃないのだろうか。
そんな事を思いながら、静かに木製の扉を開けた。
(´・ω・`)「今日は早かったな」
中には、紙束を片手に座るショボンが居た。
どうやら、何かの書類に目を通していたらしい。
(;^ω^)(早かったなって……。
訓練開始時間より二分早かっただけだお)
ショボンの言葉の前には、「ジョルジュにしては」と入るのだろう。
ジョルジュは寝坊助なのだ。
……「お前らにしては」では無いはず。
(´・ω・`)「早速、訓練を始めるぞ。今日はいつもの訓練より辛くなる。
しっかり準備運動をしてから臨めよ」
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( ゚∀゚)「了解です」
( ^ω^)「了解ですお」

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