第一話【魔法と戦争と雷】

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 貴重な魔法使いを失うわけにはいかない、しっかり訓練を積ませてから戦場に立たねば――  という、ニューソク大将ギコ・フェイスフルの思惑故に、僕は未だ戦場の経験が無い。  ちなみに、僕と同じ境遇の人が一人いる。  僕と同じく、魔法を得た人間が。  「ブーン、起きてるかー?」  そんな事を考えていると、部屋の扉が叩かれた。  乱雑なノックだと思いながらも、僕は答える。 ( ^ω^)「とっくに起きてるお、ジョルジュ! 今行くお!」  声の主であり、僕と同じく魔法を得た男、ジョルジュに。  どこに行くのかと言えば、訓練だ。  魔法を扱う訓練。  ショボン准佐の監督の許、毎日行ってきた訓練。  朝の八時から夜の九時まで、食事の時間と僅かな休憩以外はずっと魔法の訓練をしてきた。  戦場で死なないための訓練で死んでしまう、と思うほど辛い訓練。  慣れた今ではそこまで思わないが、辛い事に変わりは無い。  既に訓練用の服に着替えていた僕は、手紙を入れた引き出しに鍵をかけ、部屋の扉を開け放った。   _ ( ゚∀゚)「本当に今すぐだったな」 ( ^ω^)「三十分前から準備万端だったんだお」  部屋の鍵をかけ、歩きだす。  未だ慣れないくらい豪華すぎる、ニューソク本城の廊下を。   _ (;゚∀゚)「俺が来るのが遅いって言いたいのか?」 ( ^ω^)「お、皮肉だお」   _ (# ゚∀゚)「悪かったなこのやろー」 ( ^ω^)「おっおっ、冗談だお」  軽口を叩きながら歩いている内、あっという間に訓練室の前に着いた。  一分すら経ってないんじゃないのだろうか。  そんな事を思いながら、静かに木製の扉を開けた。 (´・ω・`)「今日は早かったな」  中には、紙束を片手に座るショボンが居た。  どうやら、何かの書類に目を通していたらしい。 (;^ω^)(早かったなって……。        訓練開始時間より二分早かっただけだお)  ショボンの言葉の前には、「ジョルジュにしては」と入るのだろう。  ジョルジュは寝坊助なのだ。  ……「お前らにしては」では無いはず。 (´・ω・`)「早速、訓練を始めるぞ。今日はいつもの訓練より辛くなる。       しっかり準備運動をしてから臨めよ」   _ ( ゚∀゚)「了解です」 ( ^ω^)「了解ですお」

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