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「いいのか? 一般人に……」
『その辺は俺がなんとかする!! だから頼んだ!!』
そうサイは言うと電話が切れた。
「……あの」
リコがレイルの顔を覗いている。
「……計画変更だ……付いて来い」
「へぇ?」
リコは驚いたような声を上げた、それを無視してレイルは歩いて行く。
「……どうした? 行かないのか?」
レイルは振り返らずに、感情を殺した声で言った。
「えっ!! あ、はい!!」
小走りで追いかけてくる音がする。
(……面倒な事になった)
そうレイルは心の中で呟いた。
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