第一章

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ある日の朝すずめ達が 会話をしている頃 ある一軒の家から 怒鳴り声が聴こえてくる。 「起きなさい!!」 「……ん~……」 「8時15分!!」 そう言いながら閉めきった カーテンを勢いよく開ける 外は真冬だと言うのに 登校中の学生達が 楽しそうに騒いでいた。 「ウソ!!」 大慌て時計を見ている少女は 天宮 龍夏-アマミヤリュカ- 「本当だ!!」 龍夏が家を出ないと いけない時間は7時40分 学校につかないとけない時間は 8時30分残り15分なのだ。 「はぁ だから言ったじゃない… あんだけ早く寝なさいって言ったのに」 「だっ「だってもくそも言い訳は聞きません!それより早く学校に行きなさい!!」 「言われなくても行きますよ~っだ」 龍夏は、べ~ッと舌をだした 「あんまり生意気言ってると痛い目にあうよ!」 「ハイハイ。行って来ま~す」 母親が言った事が 当るとは、龍夏は知るよしもなかった… 。
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