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「覚悟!!」
椿の言葉に深雪は一気に覚め峰を逆さまにして無意識に切り掛かった
斬った瞬間深雪は我に返る「に...兄様ぁーー!!」
トサッ....
ズサッ..
赤い雨が滴り落ちる中自分の横に落ちた椿に近寄り抱き寄せる
「....兄様!!」
「ハァハァ.....ミユキ、やれば出来るじゃないか....グッ...」
「.....ッ.....」
「俺はお前に殺してもらいたかったんだ。俺は願いが叶った」
「お兄様......」
深雪はぐっと泣くのを堪える。椿はそれを優しく見つめる。やっと再会した状況は余りにも残酷だった。椿は深雪に警告を発する
「ミユキ....よく話を...聞け」
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