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「……………」
「さて、食ったな。次はどこ回るか?」
「私は………ひゃうっ!」
飯も食べ終わり、優里は完全に無気力状態で後ろをフラフラしながら俺達の後を付いてきてる。
俺は無傷だ。優里がこんなアホな事を考えてたのならあいつは自分にしっぺ返しを食らったもの…。
「うにゅ~くすぐったいですぅ~」
「……………」
さて、いきなり三依が隣から消えたと思ったら、この遊園地のマスコットキャラ、ワッキーくんに抱き締められてる。
ワッキーくんは名前に似合わず、猫型の可愛いとも言えない微妙なキャラ。
でも、何だろう……三依は楽しそうだけど、ワッキーくんの中から底知れない気持ち悪い吐息が聞こえる。
「ハァ…ハァ…三依たんを……ふもっふ出来たお」
「…………」
確かに聞こえた。三依は気付いて無いようだが、ワッキーくんの中から気持ち悪い吐息と聞き覚えのある声が。
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